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豹変彼氏!

著者/森田りょう

イラスト/亜未子

タグ:

強引系

アパレル

強引

社会人

仲直り


あらすじ

イベント関係で働く舞とアパレルの仕事をしている付き合って一年目の彼・奏。互いに土日も忙しい仕事のせいか、すれ違う毎日。普段は優しい奏だが、久々のエッチで興奮して豹変! 真面目な彼がいつも以上に豹変して困った舞。でもドキドキしたのは事実で…。

ちょっとだけ立ち読み

 足早に家へ急ぐ人の群れを掻き分けて、あたしは待ち合わせの場所へと辿りついた。平日の夜、週の真ん中の水曜だというのに、夜の街はとても賑やかで今日は週末前なのか? と疑問に思うほどだった。
 時計台の下にふと顔を向けてみると、小さな椅子に腰をかける彼の姿を見つける。黒髪にメッシュの入った髪が風に靡いている。目を奪われた。そんなに目立つほど派手な髪型をしていないが、センスのいい格好に身を包む長身の彼に、あたしをはじめ、周囲の目は釘づけだった。高山奏、年はあたしと同じ二十七歳でアパレル関係の仕事をしている。ようするに、服屋の店員だ。土日は何か大事な用事がない限り出勤で、平日、それも週の一日しか休みがないほど忙しい。あたしもイベント関係の会社で働いている為、奏と同じく土日勤務の日が多い。なるべく週の間の水曜日に会おうとお互い決めている。足を止め、第一歩が踏み出せない。奏の佇まいがどこかの雑誌のモデルのように感じて、見惚れてしまう。
「か……なで」
 消え入りそうな声で呼んでみるも、奏は気づかない。付き合ってもうすぐ一年だというのに、未だにドキドキするのは、奏がかっこいいからだろう。あたしは胸に手を当てながら、深い息を吐き出した。そして、もう一度声を張り上げる。
「奏!」
 あたしの呼びかけに奏はその整った顔をすぐさま持ち上げた。途端に笑みを浮かべる奏に対し、あたしはゆっくりと近づくが奏の足のほうが長くて早く、あたしが一歩足を踏み出した瞬間に、もう奏はあたしのすぐ目の前にいた。
「舞! 二週間ぶり!」
 公衆の面前にも関わらず、奏はギュッとあたしの体を抱きしめた。久しぶりに感じる奏の温もりに、あたしは頬を朱に染めてしばらく目を潤ませる。
「か……奏、苦しい」
「ああ、ごめん」
 パッと離れた奏の表情は、笑顔から瞬時に浮かない表情へと変わってしまった。怒られた子犬のように耳と尻尾が垂れ下がっているみたい。あたしはそんなことを想像して、思わずぷっと声に出して噴出してしまった。
「ふふ、そんなに沈まなくてもいいのに。ねえ、どこに行こうか?」
「舞の行きたい所でいいよ」
 途端に笑顔が溢れ出した。そんな奏の笑顔があたしの瞼に焼き付いた。奏は優しい。とにかく、すごく優しい。けど、体を合わせているときの奏はちょっと怖い……。

             ◇◇◇

 近くのラブホテルに入ると、風呂も入らずにあたしはベッドに押し倒されてしまった。素早く衣服を脱がされて、唾液で濡らした指があたしの性器を何度も往復する。その内じんわりと溢れてくる透明の愛液が奏の指を付け根まで濡らしていた。親指でつぷりと中を押し広げ、奏は浅くあたしの中を掻き混ぜる。一度目の絶頂はすぐさまやってきた。それから二度、三度とあたしの体は震える。
「ちょっ……と、奏。もうっ……ダメ」
「二週間ぶりなんだから、いっぱい舞を堪能しないと」
 そう言って、奏はあたしの足を大きく広げ顔を埋めた。執拗に攻め立てられる。まるで、何か悪いことをした後のお仕置きのように。
「あ、あ……やだっ……奏っ」
 ぷっくりと膨れ上がった蕾を奏は舌と唇で何度も貪る。蜜が溢れる窪みに指を捩じ込んで、あたしの敏感な部分を探りながら蕾を思いきり吸い上げた。
「ひっ……ア、ァ……」
 何度目の絶頂だろうか。あたしの体はびくびくと痙攣を繰り返す。それでも奏の手は休まることを知らない。懇願してもお構いなしに突いてくる。まだこれが前戯なのだから、恐ろしい。いつ終わるのだろうかと、そんなことばかり考えている。
「お願……っ、奏」
「まだまだこれからだって言ってるだろ?」

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