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彼は私の専属ピアニスト

著者/久遠奏唄

イラスト/ちろりるら

タグ:

強引系

ピアニスト

強引

社会人

バー


あらすじ

ちひろ行きつけのバーでピアノを弾いていたのは、憧れのピアニスト翼だった。演奏後にカウンターで一緒に飲む内、次第に打ち解けたふたりの距離が近づいていく。繊細な演奏とは裏腹に情熱的な翼。閉店後の店内でキスされて、ピアノに押し倒されたちひろは…。

ちょっとだけ立ち読み

 紙面で見る彼の姿は、とても凛々しかった。
 タキシードを完璧に着こなし、前髪を上げてフォーマルな装い。真剣な眼差しでピアノの鍵盤に指を滑らせ、いくつものスポットライトを浴びて舞台を支配している。そんな翼【つばさ】の横顔を眺めて一体どのくらいの時間が経ったのだろうか。
 彼の熱い吐息が、甘い毒のような囁きが、まだ頭の中で響いている。
『ああ、ちひろ……可愛いよ。もっと君の淫らな姿を見せてごらん? 恥ずかしがったらお仕置きするよ? 今、ここには俺しかいないんだから。もっとさらけ出して、俺にちひろの全てを見せて』
 とくん、と心臓が波打つ。
(まるで夢を見ているみたいだった……ううん、そう。これはきっと夢。翼さんに私は似合わないもの……)
 自分に言い聞かせながらも、欲望は正直だ。昨日の出来事を思い出して、下腹部がどうしても疼いてしまう。
(けど、この気持ちは抑えられない。遊びで良いから、もう一度翼さんに抱かれたい)
 終わった後には虚しさが残るだけだと分かっているのに。
 ちひろはスカートを捲り、薄い布で隠された秘所に指を近づける。布越しにぷっくりと芽が膨らんだ敏感な突起を擦ると、熱っぽい吐息が漏れた。
(あっ……翼さん……)
 そのまま擦り続けるとぞくりと背筋が痺れた。耐えきれず、ショーツを脱いで直に触れてみる。ちひろの秘部からはとめどなく愛の液体が溢れ出ていて、くちゅり、と音を立てて翼を欲していることを知らせている。ちひろは目を瞑って、頭の中に翼の顔を思い浮かべ、敏感な突起を左右に擦り始めた。瞬間、言いようのない悦びが身体の中を駆け巡る。
(あ、あぁっ……翼さん、そこ……ダメっ……!)
 今、自分の秘められたところを蹂躙しているのは翼だ。そう思い込むと身体の奥からもっと熱いものが込み上がってきて、もう止めることなど出来なかった。
 昨夜味わった快楽はそう簡単に忘れることは出来なくて。翼の整った顔が、スタイルの良い身体つきが、爽やかだけどどこか艶やかな声が、しなやかな指が、彼の全てが脳裏に焼き付いて離れない――。

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