失恋アバンチュールは淫らにとろけて

失恋アバンチュールは淫らにとろけて

著者/夏川まどか

イラスト/天点

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社会人

ふつうのエッチ


あらすじ

二股をかけられフラれた紗也香は、やけ酒を飲んでいたバーで勲に声をかけられる。一夜の関係で終わるはずだったが、何度か優しいデートを繰り返すうちに、勲に惹かれていく紗也香。偶然、街で見かけた勲に声をかけると、その隣には紗也香を振った元彼が…。

ちょっとだけ立ち読み

「――いいの?」
 勲の問いに、紗也香は無言でうなずいた。
 チェックインし、先にシャワーを浴びると、裸のままベッドに潜りこんで、うつぶせになった。
 耳を打つシャワーの音。やがてそれがとまり、ドアの開閉する音が聞こえて、勲の気配がゆっくり近づいてくる。
 ベッドがきしんで沈み、上掛けの上から背中に重みがかかった。
 撫でるように髪を分けられ、うなじにそっとキスをされた。
 ぞくりとして、紗也香は反射的に体を硬くする。
 だが、不快だとは思わなかった。初めての相手なのに、まるでなじんだ肌のようにしっくりくる。勲がこういうことに慣れているからだろうか。それとも、紗也香が彼に好感をいだいているからだろうか。
 無言のまま、こんどは耳朶にキスされた。唇で挟まれ、軽く歯を立てられ、舌先でくすぐられる。耳朶のすみずみまで舐められ、とがらせた舌を穴に挿しこまれると、濡れた音がぴちゃりと響いた。
「あ……っ」
 下腹部が熱くなって、一気に心拍数が上がる。

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